《ブログの最後にラディッシュ講習&ハンドメイドマルシェのご案内がありますのでどうぞご覧下さい》
㈱トムコ発行の情報紙(1996年~2019年発行)に掲載されたつぶやきから抜粋して随時皆様にお届けします。
今回は2003年1月のコラムです。
この8月から、北区にあるスポーツジムのプールへ、週4、5日通っている。首のリハビリの為ということもあるが、最近腹回りのたるんだ肉がかなりなものになってきたということもある。私は昼間に行くことが多いが、その時間帯はご婦人方が多く、やはりかなりなものになってきている人が目立つ。まずウォーキングを100mほどやり、それから400mほど泳ぐと、もうゼイゼイ。調子のいい時は後少しやるが大抵はそれでギブアップ。他の人よりは早く切り上げ、のんびりと温泉につかって按摩をしてから帰る。泳ぐと確かに身体が軽い。夕食前の一杯がたまらない。程よく刺激された胃に夕食もおいしい。という訳で、4ヶ月にもなるのに腹回りは一向に引き締まらない。それどころか、輪をかけたといってもいいくらいだ。
女房も腹回りはかなり気になるらしい。「うーん、このケーキを食べてェ、明日から頑張ろうっと」そしてダンベルを買ってきては三日で眠らせ、思い出したように取り出してはほこりを払って使っている。そうして着実に記録を更新している。「なぁ、誰に見せるわけでもないねんからいいやんな」とお互いに慰めているが、実のところなんとふんばりのきかない忍耐力のなさと自身も相手も心の中ではけなしている。だけど、なんで引き締めなあかんねんやろ。歳をとるに連れ、緩やかに生きるように、身体も緩やかになる。いいやんそれで。引き締まった身体は確かに美しい。しかし、それに囚われすぎると、おかしくなるんじゃないか。子どもや若者の肥満の問題を考えればそれが分かる。子どもや若者はごく普通の生活をしていれば肥満になることはまずない。どこかバランスの取れていない生活をしているのだ。しかし、ダイエットダイエットと肉体にばかり目を向けていると食生活よりもっと根源的な原因、つまり、生き方や精神生活のあり方を考えることを忘れてしまう。前に向かおうとする気力の欠如だったり、節度のないだらしなさだったり、自制心の欠如だったり。また、何らかのストレスだったり、達成感のない不満足な生活の連続だったりという。
『身体の緩みは、心の緩み』やばい!これって私にも言えることじゃないか。
~岸本進一先生PROFILE~
神戸市北区在住の児童文学者。著書「ノックアウトのその後で」(理論社)にて1996年日本児童文芸家協会新人賞受賞。その他、ひだまりいろのチョーク(理論社)・とうちゃんのオカリナ(汐文社)・はるになたらいく(くもん出版)など、著書多数。
小学校教諭として23年間勤務。故灰谷健次郎氏と長年親交があり、太陽の子保育園の理事長も勤めた。
【終了しました】ラディッシュ講習&ハンドメイドマルシェのご案内
5月からラディッシュ講習が再開!!
新型コロナウイルスの流行で3年以上中断していたラディッシュ講習が5月からようやく再開されることになりました。みなさまのご参加を心よりお待ちしています!
お問い合わせ:0120-86-1870
5/29(月)ハンドメイドマルシェを開催!!
久しぶりに講習やイベントが開始されることを祝して、トムコ西鈴蘭台店のショールームで楽しいイベントを企画しました。みなさま、是非遊びに来て下さいね!!
※詳しくはコチラ
Radish STYLE編集部
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