ラディッシュ企画編集室のオオワキです。先日、友人より「寝かし期間が終わったから取りに来てー」と連絡をもらい、たくさんのはっさくを分けてもらいました。酸を抜くために収穫してしばらく貯蔵されてから出荷するということを初めて知りました。
毎年、他の柑橘類との違いも分からず食べていたはっさく。知っていると少し得する??はっさくミニ知識をご紹介したいと思います。
特徴
日本が原産のみかんで、有名な生産地は和歌山県ですが発見されたのは広島県でした。種類は3つ「紅八朔」「普通八朔」「早生(わせ)八朔」。
はっさくは八月朔日(さくじつ)の略で旧暦の8月1日をさし、昔はその時期から食べられていたようです。しかし、現在ではその時期にはまだ果実が小さく食用には適さないため冬の今の時期が旬となっているようです。
食べごろ
2月~4月。
12月頃から収穫が始まり、2月中旬には収穫が終わります。通常出荷するまでに、涼しい貯蔵庫で1~2か月寝かせます。友人はこの期間の事を言っていたんですね。寝かせ期間を経て2~4月に食べごろを迎え、スーパーにもはっさくが並ぶようになります。
木成りで完熟させたものは3月中旬ごろが収穫時期となり、つねに木から養分を受けているので甘さが増すといわれています。
美味しいはっさくを選ぶポイント&保存方法
Point1:明るい橙黄色で、茶色い部分がなく、ヘタが緑色のもの
Point2: 手に持った時にずっしりと重みがあるもの
Point3:香りの中に甘い香りがあるもの
保存方法は、冷暗所であれば2~3週間は日持ちします。はっさくを保存するうえでの大敵は『乾燥!』暖かい部屋しかない場合、乾燥しないように、ひとつずつラップや新聞紙に包みポリ袋などに入れて冷蔵庫の野菜室での保管がおススメです。
実はすごい!栄養素とそのはたらき
皮をむいて果肉だけ…それだけでも十分おいしいのですが、実は中袋と皮にもたくさんの栄養分が含まれているんです。
ビタミンCが免疫力を高めて、疲労回復、風邪予防、さらには女性に嬉しい美容効果やダイエット効果まで!!はっさくに含まれる“苦み成分=ナリンギン”が食欲抑制や脂肪の分解を促してくれるのだとか…。また、血管を丈夫にしたり、アンチエイジング、花粉症対策にも効果があると言われているので花粉症の方は対策の1つとしてはっさくを食べるのもいいかもしれませんね♪
はっさくを味わうレシピ
★はっさくと牛乳のゼリー★
・はっさく 1個 ・ゼラチン 2/3袋 ・砂糖 20g
・牛乳 100ml ・ゼラチン 1/3袋 ・砂糖 10g
①はっさくのヘタから少し下の部分を切り中身をくりぬく
②くりぬいたはっさくの皮をむく
③身を飾り用に少し残しミキサーにかけ砂糖をまぜる
④ゼラチンを1袋溶かし、2/3を③に入れる
⑤牛乳と砂糖をまぜ④の残りのゼラチンを入れる
⑥はっさくの器に⑤を入れて固まるまで冷やす
⑦⑥が固まったらその上から④を1/3入れて固まるまで冷やす
⑧手順の⑥と⑦を繰り返す
⑨飾り用のはっさくをのせて完成
★はっさく・アボカド・トマトのサラダ★
・トマト 1個 ●塩こしょう 少々 ●オリーブオイル 大さじ1
・アボカド 1個 ・はっさく(身のみ) 1個分
①トマト、アボカドをさいの目に切る。はっさくは食べやすい大きさにちぎる。
②ボウルにトマトと●を入れてまぜる。そこにアボカド、はっさくを入れてさっと混ぜる。
※クリームチーズを入れても美味しいですよ♪
まとめ
はっさくといえば、果物・旧暦の8月1日・舞妓や芸妓のあいさつ回り…いろいろな八朔がありますが、今回は果物のはっさくをとりあげてみました。旬の物を旬の時期にいただく事の大切さや意味を知ることができたので、日常のメニューにも積極的に旬の食材を取り入れていこうと思うようになりました。みなさんも旬の食材取り入れてみてくださいね。
Radish STYLE編集部
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