《岸本先生の人生いろいろ》神戸市在住の児童文学者のつぶやき~市民のミカタ?~

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先日娘を送っていくため、久しぶりに車で三宮に出た。市役所の裏通りのT字路を左折しようとした。車の流れは殆どないのに、どちらも2車線もある無駄に広い道路だが、初めての所なのでかなりゆっくり走っていた。停止線のある手前で右前方を見ると、警察官が一人立っている。目が合ったようだ。左を見ると、さらに警察官が二人いた。えっ、だれか重要人物でも通るのかなと、娘と話しながら左折をしたところ、二人の警察官に前を阻まれ、止められた。きっと検問なんだと思い、窓を開けると、「前の標識を見ましたか」と問われた。何のことかわからず、「いいえ」と答えると、「一旦停止ですよ」と言われた。えっ、道路に『止まれ』の文字はなかったが、停止して警察官がいるのも確かめた。どうして、と思い、訪ねると、「一旦停止とは、停止線でスピードメーターが0になることです」と言われ「いや、0になっていたと思いますけど」と言うと、「完全ではありませんでしたよ」と言う。止まった、止まらない、ドライブレコーダーで確認してほしい、いや3人の目で見ていた、と10分ほどもめていた。その間2台の車が一旦停止もせずにスピードを出して左折していった。「今の車は?」「手がないので」何より納得がいかないのは、車が殆ど走っていないこの広い道路で、なおかつ左右が見渡せるところで、どうして3人もの警察官が一旦停止を取り締まっているのかということだ。コロナで保健所や病院が大変な時に、そっちを手伝えよ。違反金を稼ぐためとしか考えられない作業だ。結局「警告ですよ」と、かなり上から目線で言われ、釈放してもらったが、私たちは納得がいかない。そのまま生田署に抗議に行こうかと話したが、時間の無駄なのでやめた。

同じようなことが以前にもあった。神戸駅前で、銀行に寄るため右折しようとして対向車線の流れが止まるのを待っていた。その向こうの角で警察官がじっと私を見ている。どうしたんだろうと思いながら車の流れが止まったので右折をした。と、すぐに待ち受けていた二人の警察官に止められた。右折進入禁止の表示があったらしい。見過ごしていた私が悪いのだが、これも納得いかなかった。右折をする前にあれだけ私の顔を見ていたのは、獲物が来たっていうことか。その前にここは右折できないと合図をしてくれるのが警察官の役目じゃないのか。その時は明らかに違反したのだから、罰金を支払ったが、数年たった今でも納得がいかない。市民の安全な暮らしを守るというが、警察官の仕事って何?と首をかしげることは度々あった。かなり昔になるが、安保闘争の時は完全に敵だった。下手すれば暴行されると常に恐れてデモに参加していた。ミャンマーで起こっていること。香港で起こっていること。バンコクで見てきたことを思うと、警察が国家権力の下、市民の敵になることがある。民主国家だといわれるアメリカでも警察は権力を後ろ盾に、人種差別をしてしまうのかもしれないと思わせる。

Free Images - SnappyGoat.com- bestof:Japanese Imperial Guard mounted police officers in 1950s.jpg Japanese Imperial Guard mounted police officers in 1950s 1950年代の皇宮警察騎馬隊

交通違反の取り締まりも必要だと思うのだが、警察官の方々は、取り締まりの方法を「せこいやり方だ」と思ったことはないのだろうか。注意してやるのが私たちの仕事では、と考えたことはないのだろうか。そして心配になるのは警察官の方々の話し方だ。丁寧には話しているが、自分が権力を持っていると錯覚していないかと思うことがある。これは怖いことで、常に自分は権力者ではなく、市民の味方なのだという自覚を持って警察官の仕事をしてほしいなと願ってやまない。

~岸本進一さんPROFILE~

神戸市北区在住の児童文学者。著書「ノックアウトのその後で」(理論社)にて1996年日本児童文芸家協会新人賞受賞。その他、ひだまりいろのチョーク(理論社)・とうちゃんのオカリナ(汐文社)・はるになたらいく(くもん出版)など、著書多数。
小学校教諭として23年間勤務。故灰谷健次郎氏と長年親交があり、太陽の子保育園の理事長も務めた。

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Radish STYLE編集部

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