【京都/おでかけ】12年に1度の “鳴き龍” 特別公開~ 辰年のご利益詣り~

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ラディッシュ企画編集室のオハラです。辰年に、辰年生まれの人が龍にまつわる寺社仏閣をお詣りすれば昇り龍の勢いで運気が上がると聞きました。うちは夫も息子夫婦も揃って干支が辰なので、これはお詣りに行かなければ!と、ドライブがてら京都へ行って来ました。※ブログの最後にトムコからのお知らせがあります

京の冬の旅 2024年1月~3月

今、京都では“ 第58回 京の冬の旅”を開催中。このキャンペーンの間は、普段公開されていない庭園や建物、仏像など貴重な文化財が特別公開されます(開催期間3月18日まで)。今年のテーマのひとつが“京の龍めぐり”です。

朝9時過ぎに神戸市北区の自宅を出発。中国道、名神高速を走っていざ京都へ!平日だったので道はスイスイ。10時30分に1番目の目的地、相国寺へ到着。車は境内にある駐車場に無料で停めることができました。

相国寺(しょうこくじ) 法堂・方丈拝観料800円

14世紀後半、足利義満によって創建された相国寺。広大な敷地の中にある法堂は現存する日本最古の法堂建築として知られています。

龍の鳴き声が聞こえる! 公開は3月12日(火)まで

その法堂に今回お目当ての、6年ぶりに公開される「蟠龍図(ばんりゅうず)/狩野光信筆」があります。とぐろを巻きながら天に登って行く龍の姿が天井いっぱいの円の中に描かれています。この迫力ある龍は“八方にらみ”と呼ばれ、堂内のどこから見ても目が合うようになっています。(堂内は撮影禁止で残念!)
またこの絵は “鳴き龍” としても有名で、決まった場所から龍に向かってパン!と手を叩くと、鳴き声が聞こえます。やってみると、確かにビュワワ~ンという音が天井から降ってきました。龍の鳴き声ってこんな感じなのかぁと感動!天井がお皿のように中央が少し盛り上がる“むくり”と呼ばれる技法で作られているので、音が反響し響いて聞こえてくるのだそうです。 期間限定の金色に輝くご朱印もいただけて大満足!

法堂に続いて、白い砂庭が美しい方丈も拝観できました。

ランチは同志社大学で

境内の中にある承天閣美術館なども見て回ったら(料金別途必要)、アッと言う間に13時。お腹空いた!ということで、ランチは相国寺に隣接する同志社大学の学食へ行きました。大学のキャンパスを歩くとなぜか気分がアガル~♪

私が食べたのはチキンカツレモンソース丼480円。サクッと揚がったチキンは食べごたえがあり美味しかったです。学食には地元の方っぽい老若男女いろんな人が食べに来ていましたよ。

泉涌寺(せんにゅうじ) 特別・通常公開部分含む 拝観料900円

満腹になったら、次の目的地の泉涌寺へ。京大前を通り、大賑わいの八坂神社界隈を通り抜けて約20分程で到着。こちらも山門前に無料の駐車場があります。
歴代天皇や皇族の陵墓がある泉涌寺は、皇室とのゆかりが深く、別名「御寺(みてら)」と呼ばれています。

門をくぐると坂の下の方に仏殿が見えます。これは“下り参道”と言われ、日本の伽藍の配置としては珍しいタイプなのだそう。

鳴き龍は12年に1度! 公開は3月18日(月)まで

泉涌寺に来たのも、特別公開中の “鳴き龍” の天井画が目当て。こちらの 「雲龍図/狩野山雪」は舎利殿に描かれています。この公開を逃すと、12年後の辰年まで鳴き声が聞けるチャンスは巡ってこないそうです(と言いつつ時々公開されているようですが・・)。指定の場所に立って天井に向かってパン!こちらの龍はビィィ~ンという少し金属音っぽい鳴き声でした。ご朱印は数量限定の刺繍入りの物をいただきました(限定という言葉に超弱いもんで・・)

美人祈願で人気の楊貴妃観音像にお詣りしたり、陵墓の辺りを散策したり。平日だったので参拝者も少なく、のんびりしたいい空気が流れていました。

ボランティアガイドさんによると、鳴き龍の声を聞くなら平日の13時~14時辺りが空いているのでお勧めとのこと。土日は観光客が殺到し順番待ちの列が長くできるそうです。また特別拝観できるような場所は、たいてい靴を脱いで上がるので、女性は冬場、京都にはブーツを履いてこない方がいいですよ!とのことでした。

雲龍院 拝観料800円

双龍風雷図の襖絵 公開は3月18日(月)まで

最後に向かったのは泉涌寺のすぐ隣にある別院で、名前に龍が付く雲龍院。龍華殿と呼ばれる本堂の襖に 「双龍風雷図/堂野夢酔」が描かれていました。

わらじを履いて走る姿が珍しい “走り大黒天像” を拝み、美しいお庭や、悟りの窓、月窓の間などを見て回りました。 京の冬の旅開催期間は、どのお寺にもボランティアガイドさんが配属されているようで、「この場所の見どころや歴史を教えて下さい」なんて声を掛けると、どなたも嬉々として色々教えて下さいました。

スタンプラリーで美味しいお菓子が頂ける!

いっぱい歩いたし少し休憩したい!時計を見るともう16時半。京の冬の旅キャンペーンでは、“ちょっと一服スタンプラリー” が行われていて、対象箇所を3ヶ所拝観してスタンプを集めると、指定の場所でちょっと一服(お茶とお菓子など)の特典が受けられます。私は相国寺、泉涌寺、雲龍院と3ヶ所コンプリートしたので、車で5分程の智積院茶寮(駐車場無料)に移動して、お抹茶と和菓子の美味しい接待を受けてきました。美味しかった~!

空から降ってくるような龍の鳴き声を聞き、迫力ある姿を目でも楽しみ、まさに龍神様の神聖なパワーを全身で浴びることができた京の冬の旅。なんだかググッと力がみなぎってくるようないい時間を過ごすことができました。皆さんもこのチャンスを逃さず是非行ってみて下さいね!

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小原 由美

ラディッシュ企画編集室で主に、リフォーム記事、イラスト、筆ロゴを担当しています。 趣味は朗読・絵本・芝居観賞。『朗読シアターKOBE』に所属し子どもから大人の方達の元へおはなしの楽しい世界をお届けしています! 福祉住環境コーディネーター2級、カラーセラピスト、FM千里カタリスト。
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