紡いでいく命の種「はるかのひまわり」を育ててみた

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夏になるとあちらこちらで見かけるひまわり。力強い黄色の花を見ると元気がもらえますね。

近所のカフェで「はるかのひまわり」という種をいただきました。そのひまわりは、1995年の阪神淡路大震災で犠牲になった加藤はるかちゃん(当時小学校6年生)の「命の連鎖を紡いでゆこう」と育てられ、繋がってきたものです。

“はるかのひまわり”って?

神戸市東灘区の自宅1階で寝ていたはるかちゃんは、地震の大きな揺れで崩れ落ちた2階部分の下敷きとなり短い命を閉じました。そして半年後の夏、はるかちゃんの家があった空き地に咲いた一輪のひまわり。動物が大好きだったというはるかちゃんが、隣の家のオウムに餌としてあげていたひまわりの種が力強く育ったのです。その後、空地に咲いたたくさんのひまわり。地域の人たちは、震災からの復興とはるかちゃんをはじめ亡くなった人たちへの思いを込めて「はるかのひまわり」と名付け、育てて採取した種を被災地に配布。今では『はるかのひまわり絆プロジェクト』として全国各地に種が伝わり、大きな花を咲かせています。

“はるかのひまわり” 種まき~種の収穫まで

お花を種から育てたことがなかった私は「たくさんの人の想いが詰まった大切な種を育てられるのだろうか?」と若干不安を抱えつつゴールデンウィークに一粒一粒土に埋めてみました。

5月6日
1週間たつと、なんと土が盛りあがってきました!

5月12日
さらに1週間たつと双葉が!種の殻がくっついたままなのがなんだか可愛かったです♪

6月28日
みるみる大きく育っています。

7月3日
そして発芽からおよそ8週間後。花のつぼみが!

7月5日
少し花弁が開いています。満開まであと一歩!

7月6日
大輪の花が咲きました!はじめの一輪が花開いた時はとても嬉しかったです。
その後、次々と開花しました。ちゃんと育ってくれたことに感動です。

8月23日
花が終わると葉っぱが次第に枯れてきました。
徐々に下を向いてきた花首を覗いてみるとたくさんの種が…。

8月26
花はどんどん黒ずみ固くなってきたので花茎ごと切り取り天日干しをして乾燥。
種は、収穫した後も数日乾燥させました。

まとめ

人から人へと繋がり、いろんな人の手によって大切に育てられた種だと思うと「絶対枯らしてはいけない!」と気合が入りました。元気に育ってくれて本当に良かった♪

夏の暑さを吹き飛ばすかのように太陽に向かって元気に咲くひまわり。がれきの中から命を繋いだ大輪の花はたくさんの人を励まし勇気付けました。災害復興のシンボルとして今年もいろんな場所で見事な花が咲き誇るでしょう。

※「はるかのひまわり絆プロジェクト」は、各地で収穫された種を回収し再配布することでサスティナビリティ(社会・環境を保ち次世代につないでいく)を追求しているそうです。
詳しくはコチラ!

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田嶋 直子

トムコ西鈴蘭台店・ラディッシュ企画編集室でイベントの開催、ラディッシュ新聞の発行をさせていただいています。今一番熱中しているのは、吹奏楽部でトロンボーンを演奏する娘とサッカーやスポーツで頑張る息子の応援。そして愛犬「ミク」のアレルギーの克服に奮闘中です。
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