子どもの心に寄り添う10の方法 ~防災マニュアルから生まれた言葉~

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マスクとサングラスに帽子をかぶり、この季節は完全防備で花粉と戦っているラディッシュ企画編集室のオハラです。でも今年はコロナウイルスの影響で頼みの綱のマスクが手に入らない…!
どうしようと思っていたら、友人が手作りマスクを届けてくれました~! 感謝♡

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、様々な催しが中止になり、ほぼ全国的に学校も休校となっています。先行きの見えない不安が募る毎日、大人が暗い顔をしていると、子どもたちはその様子を敏感にキャッチしますよね。
そんな不安げな子どもの心に、そっと寄り添うコツが綴られた『子どもの話を聴くときは』という素敵な詩があるのでご紹介します。

子どもの話を聴くときは (兵庫県教育委員会防災マニュアルに基づいて)

子どもの声を聴くときは、教えてもらう気持ちでね
一生懸命、耳傾けて、教えてもらおう、子どもの世界
子どもの世界の扉はね、内側からしか開かないの
信じるおとなに向かってね

 

子どもの話を聴くときは、じっくり、ゆっくり、ゆったりね
言おうと思うと時間切れ、中途半端は苦しいよ
子どものつらさと言葉はね、外に出るまで時間がいるの
待ってる時間も、聴いてる時間

 

子どもの話を聴くときは、「聴いてるサイン」を伝えてね
あいづちうって、うなづいて、子どもの言葉を繰り返し
不安な気持ちの子どもはね、小さな合図で安心するの
「ぼくを分かってくれてるな」って

 

子どもの話を聴くときは、途中で止めたりしないでね
批判をしたりまとめたり、言い聞かせないでただ聴いて
おとなが口を開くとね、子どもの口が閉じてくよ
知りたいのなら、耳、開こう

 

子どもの話を聴くときは、瞳のサインをみていてね
子どもはたいていおとなのね、目なんか見ては話せない
それでも分かってほしいとき、瞳で合図を送ってる
見逃さないで、みていてね

子どもの話を聴くときは、顔の高さを合わせてね
上から見下ろされるとね、だれでもちょっと堅くなる
視線の低い子どもにね、しゃがんで視点を合わせてね
子どもが話しやすいから

 

子どもの話に答えるときは、声の調子を同じにね
大きな声や高い声、おとなのいらいら伝わるよ
子どもは意味を知らなくてもね、声で気持ちが分かるんだ
言葉が出にくくなっちゃうよ

 

子どもの不安を聴くときは、子どもの気持ちを感じてね
「なぜ?」「どうして?」が、問いつめに感じてしまうとき、あるの
子どもの心配、不安はね、「不安なの?」って繰り返してね
答えは、一緒に考えて

 

子どもの不安を聴くときは、すぐに原因、決めないで
「地震のせいだ」「性格だ」、決めてもそれは答えじゃないの
子どもを取り巻く世界もね、子どもの心も単純じゃない
広く大きな視野で見て

 

子どもの悩みを聴くときは、子どもの力を信じてね
しっかり聴いて、じっくり支え、色んな見かたのアドバイス
だけど最後は子どもがね、子ども自身で解決するの
おとなが信じた子どもはね、乗り越えられるよ、大丈夫

この詩が生まれた背景

急に普段とは違う生活を送らなければならなくなった今だからこそ、パパママを始め多くの大人にこの詩を知ってもらいたいと思いました。
この詩が誕生するきっかけを作ったのは “パレスチナ記録の会”の代表を務める土井敏邦さん。
土井さんは、長らく混乱した状況にあるパレスチナで傷ついた子ども達を沢山見てきました。
東日本大震災が起きた際、被害を受けた自国の
子ども達の姿にも心を痛めた彼は、子どもやそれを支える大人達に向けて何かしらエールを送れないかと模索したそう。その中で出会ったのが、兵庫県教育委員会の防災マニュアルに掲載されていた10項目の提言でした。

より親しみやすい言葉に

阪神淡路大震災の後、子ども達の心をケアする為に作られた10項目。ここには周りの大人はどんな風に話を聴けばよいのか、気をつけるべき点などがまとめられていました。
子どもの気持ちに寄り添うコツがいっぱい詰まった内容でしたが、言葉が硬いと感じた土井さんは、人々の心により届きやすい詩に変えようと劇作家の篠原久美子さんに依頼。
こうして、リズムもよく優しく語りかけるような言葉が並ぶ詩『子どもの話を聴くときは』が生まれました。

TEAM 子どもの話を聴くときは

土井敏邦さんの奥様で教員の土井幸美さん、劇作家の篠原久美子さん、女優の根岸季衣さんが『TEAM 子どもの話を聴く時は』というボランティアチームを作り、この詩を広めるワークショップ等の活動を行っています。
こちらのホームページからは、包み込むような声で語る根岸季衣さんの朗読を聞くことができますよ。(HPはコチラ)

まとめ

私は最後の『子どもの悩みを聴く時は子どもの力を信じてね……』の一文が好きです。もうとっくに子育ては終わってしまったけど、ちゃんと子どもの話を聴いてやってたかなぁ…

この詩に書かれている内容は、不安がっている子どもに限らず、普段の子育てや介護の現場にも通じることだなぁと感じます。大切にしたい言葉です。

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小原 由美

小原 由美

ラディッシュ企画編集室で主に、リフォーム記事、イラスト、筆ロゴを担当しています。 趣味は朗読・絵本・芝居観賞。『朗読シアターKOBE』に所属し子どもから大人の方達の元へおはなしの楽しい世界をお届けしています! 福祉住環境コーディネーター2級、カラーセラピスト、FM千里カタリスト。
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