【兵庫・三木 おでかけ】旧玉置家住宅~江戸時代の名建築~

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こんにちは。ラディッシュ企画編集室・川波です!先日スタッフみんなで三木市の観光に行ってきました。私達の住む神戸市から近いのに(からこそ?)なかなか観光する機会のない三木市は実は歴史深い土地で見所たっぷりでした。これから数回に分けて三木市の魅力をお伝えします。今回はその第一弾!国登録有形文化財である【旧玉置(たまおき)家住宅】についてご案内しますね。

旧玉置家住宅って?

この建物は文政9年(1826年)に建てられた町家。当時飛び地領として三木を治めていた上州館林藩(現群馬県)の財政立て直し策を図るため切手会所(現代でいう銀行)として建てられたことをはじめとしています。当時は切手札(今の紙幣や小切手・商品券等の有価証券)と金銀を交換していたんだそう。玉置家の住宅になったのは明治8年のことです。

建物見学

旧玉置家住宅は県道沿いに入り口があります。間口は小さめですが、入ってみると奥行きが深く広々しています。渡り廊下と離れ座敷は玉置氏が所有した後に増築されました。

店の間

木製のついたてには”切手会所”と案内が。ここで日々パチパチ勘定してたんでしょうね。

その奥には店奥・中の間・・・と幾つものお部屋が連なってます。

神の間

豪華絢爛な着物が飾ってありました。

屋根裏部屋

屋根裏は昔女中部屋として使われていたそうです。夜になると梯子を外して彼女達がお金を持ち逃げしないようにしていたんだとか。貧富の差に切なくなります。

台所

土間にはかまどが5つも!日々たくさんの煮炊きをして多くのお客様をおもてなししていたんでしょうね。壁がススでまっ黒になっていました。水場も広々。現在、土間の一部はカフェになっています。飲み物どれも100円ってお得ですね!(水・木・土・日・祝の10時から16時まで)手作りの布小物も販売されています。

中庭

趣のある日本庭園です。

庭の横にある南蔵の扉には館林家の琴柱(ことじ)家紋があしらわれています。北蔵は現在ギャラリーとなっており、当時の民具や甲冑などが展示されていました。勝海舟の書もありました。

離れ座敷

中庭の奥にある2階建ての建物です。こちらが1階。

2階。

2階からは美嚢川が見えます。

離れ座敷は随所に匠の技が散りばめられています。
何かの物語をモチーフにしたであろう欄間。こんな格子の明かり取りも。柱にもこだわり満載。網代天井も素敵。

まとめ

江戸時代は参勤交代のルートとして栄えた湯の山街道沿いにある旧玉置家住宅。私達が訪れた時はボランティアガイドさんがおもしろおかしく説明してくれました。当時の匠技に感動しつつ、町民達の暮らしも垣間見ることができました。見所もたっぷりなので是非行ってみてくださいね。

施設詳細

住 所:兵庫県三木市本町2丁目2番17号(三木駅より徒歩5分)
入館料:無料
時 間:10:00~16:00
定休日:火曜日
駐車場:有り

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Radish STYLE編集部

「リビングパートナー」の名前で、地域の主婦の目線で情報発信。地域の主婦ならではの視点と絆で「人」「モノ」「お店」などをご紹介しています。 運営は大阪ガスサービスショップの株式会社トムコによるものです。
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