今回は “神戸きものリメイク” 代表 香賀登由子さんの作品です。香賀登さんは「大切な着物、思い出の着物に次のお役目を」と、着物や帯を身近に使えるアイテムへとリメイクしています。トムコ西鈴蘭台店にてギャラリー開催中!(6/29まで きものリメイク展 <伝承 うけつぐ>)
帯で作るスリッパ
戦前の結婚式で着用された帯の、宝尽しの柄の部分をスリッパにしました。親族が集まり賑やかにお祝いの宴をした日からずっと時間は止まったままでしたが、やっと、たとう紙が開かれました。大切にしてきた帯の次のお役目としてリメイク。
丸亀うちわ ~神戸まつりの浴衣で~
神戸まつりに出演する際に、婦人会のメンバーで揃えたという浴衣をリメイク。ご依頼主は今はホームに入っておられますが「昔は私も若かった!気持ちは今でも若いわよ!」と、過ぎし日を思い出しておられました。
着物や浴衣を日傘に
タンスにずーっと眠ったままで一度しか着ていないという黒留袖。漆黒に映えるおめでたい柄の配置はお客様に選んでいただきました。
青空に映える紫陽花柄!浴衣は新しい命を吹き込まれて喜んでいるみたいです。
竹の口金のクラッチバッグ
美しい絹の着物生地をバッグに。伝統美を受け継ぎながらフォーマルにもカジュアルにも使える形にしました。
ランプシェード
着ることがなくなったお着物を素敵なインテリアに。身近に置くことで大切な思い出が蘇ります。
【作者プロフィール】香賀登由子さん
『着物や帯には、それを織った人、紡いだ人、染めた人、仕立てた人・・・色々な人たちの時間や気持ち、思いが込められています。それを受け継ぎ、新しい形にして引き継いで行きたいと私どもは思っております』。
アパレルメーカーを退職後『日本の宝である着物の可能性を、もっと広げたい』と、“着物”を現代風なファッションアイテムとしてリメイクする【着物リメイク工房 香賀登】を立ち上げ、教室を中心に活動。
着物や帯をもっと身近な物にリメイクしたい、と小物やインテリア雑貨を中心とした【神戸きものリメイク】 を始める。
ラディッシュギャラリー きものリメイク展 <伝承~うけつぐ~>開催中!6月29日(木)まで
場所:(株)トムコ西鈴蘭台店(神戸市北区南五葉1-6)
時間:9時~17時(月~金)土・日・祝定休
問合せ:0120-86-1870

小原 由美
趣味は朗読・絵本・芝居観賞。『朗読シアターKOBE』に所属し子どもから大人の方達の元へおはなしの楽しい世界をお届けしています!
福祉住環境コーディネーター2級、カラーセラピスト、FM千里カタリスト。

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