イスノキ~いろんな形の虫こぶができる木~【植物画】

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四季折々に咲く草花を描き、コメントを添える「のはらからのたより」~心あたたまるメッセージをあなたに!

イスノキ(柞の木) Distylium racemosum

別名:ヒョンノキ マンサク科イスノキ属 常緑高木 花期:3~5月

《文中より抜粋》
久しぶりにポーアイの中埠頭で降りる。駅から左へ曲がり林へ向かう橋を渡る。下から伸びて橋の上につき出ているこの木はいったい何だ!!実のようなものがどっさりついているではないか。こんなに鈴なりに虫こぶをつけたいすのきをはじめて見る。遠まわりして橋の下のものを少し頂いてくる。別名、ヒョンノキ。笛にして吹くとヒョーヒョーとなるから…。果実のような虫こぶ。中は空洞。照葉樹林の高木。イスノキには何種類かの虫がついてこぶを作る。虫によって形はいろいろ。今日は2種類見る。すでにまっ黒になっているものは虫が出た穴がある。笛になりそう。

30倍のルーペでみると表面は星状毛におおわれている。

虫こぶ(虫えい)とは、その木や草花にだけつく虫によって植物から出る成分によって作られる。虫こぶがよく見られるものはヌルデ、ケヤキ、コナラ、シデなど。草花ではノブドウ、ヘクソカズラのつぼみなど。

虫こぶの丸いものをハサミで割ってみる。堅くて簡単に割れない。断面は厚さ2.5mmの殻。白っぽくて軽い果粒状のつぶつぶが出てくる。卵かなにかわからない。ルーペで見ると小さい虫がたくさん。

※割ったカラの中からみるとまるくてうすい部分が2つある。虫の脱出孔か?

《ラディッシュ企画編集室より》
イスノキって虫のマンションみたいですね。カラになった虫こぶに息を吹き込んでヒョーヒョー鳴らしてみたい♪

作者 浜口のぞみさん 神戸市在住

「草花の名前の由来や特質、花や実を食べる鳥や虫のこと…。環境や自然、歴史など、絵を描きながら連鎖的に様々な分野のことがわかってくるところが面白いです」。『のはらからのたより』と題する手描きの植物画は2000年から20年間(株)トムコが発行する情報紙に連載されました。

《浜口さんの植物観察写真》 2022年9月 神戸市北区にて撮影写真上:左からヤマボウシの果実 ヒガンバナ ルリマツリ
写真下:左からヤマイモの花 ローズヒップ ヘクソカズラ

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田嶋 直子

トムコ西鈴蘭台店・ラディッシュ企画編集室でイベントの開催、ラディッシュ新聞の発行をさせていただいています。今一番熱中しているのは、吹奏楽部でトロンボーンを演奏する娘とサッカーやスポーツで頑張る息子の応援。そして愛犬「ミク」のアレルギーの克服に奮闘中です。
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